【3週間に1回の白髪染めが辞められる!?】白髪ぼかしハイライトとは一体何なのか?白髪専門美容師が解説
SNSを中心に話題の『白髪ぼかしハイライト』について、新規予約が半年待ちの"白髪専門の美容師”であるカイが深く解説していきます。
※このくせ毛ロン毛男が私です。
また、白髪ぼかしハイライトによって《3週間に1回の白髪染めを辞められる理由》についても解説していきます。
- ┃白髪ぼかしハイライトとは?
- ┃以前は...
- ┃白髪ぼかしハイライト誕生の歴史
- ┃メリット
- ┃デメリット
- ┃3週間に1回の白髪染めを辞めれる?
- ┃オーダーの仕方
- ┃美容室ならどこでもできる?
- ┃口コミ
- ┃今後の展望
┃白髪ぼかしハイライトとは?
文字通り"白髪をぼかすハイライトカラー”のことを『白髪ぼかしハイライト』といいます。※ハイライトカラーとは一部を細く筋状に明るくするヘアカラーデザインのこと。
白髪と同じような明るい筋状のカラーが髪に入ることによって、白髪をハイライトの一部にしてしまうことができるため、今まで目立っていた白髪をわかりづらくさせることができる技術です。
端的に言ってしまえばこんな感じですが、もう少し深堀りしていきましょう。
┃以前は...
白髪が出てきたら白髪染め一択!なんて考えがほんの5年前ぐらいまでは常識過ぎてあくびがでるぐらい当たり前でした。
白髪染めはお世辞にも自由度が高いとは言えないというのが特徴で、
・白髪を染めると暗くなり、明るくできない
・アッシュ系のカラーにならない (赤茶っぽくなる)
・透明感が出ない
という制限があり、それゆえに
・白髪が伸びてくるとすぐ気になる
・カラーの頻度が多くなる
・ホームカラーが増える
・髪質が悪くなる
・カラーが楽しみでなくなる
といった悩みの声が多く出ていました。
ただ、こういった悩みを聞きつつも白髪染めという選択肢しか選べなかった実情がありました。
┃白髪ぼかしハイライト誕生の歴史
そんな中、なぜこのような技術が現れたのか?
これは、
①薬剤の進化
②SNSの発達
が大きく関わっていると思います。
まずは①薬剤の進化
ここ5年間ぐらいでのカラー剤の進化というのは目を見張るものがあります。
美容師歴が15年になる(2023年時点)自分でも、それ以前の10年とここ最近の5年ではカラー剤のクオリティーが格段に変わったと感じています。
まず発色が良くなったので、白髪に対してもしっかり染まるようになりました。
カラーバリエーションの豊富さも格段に違い、絶妙に欲しい感じの色味を再現してくれるカラー剤が増えています。
さらにダメージの軽減。カラー後の髪の質感が全然違います。15年前はカラーやったら髪ギシギシでした。。。
そこに加えて②SNSの発達
実は約10年以上前に、とある有名サロンが40~50代向け雑誌で『白髪にハイライトを入れると素敵なカラーに!』と有名なモデルさんを使ってやっていました。
源流はそこだと個人的には思っているのですが、当時これはあまり流行りませんでした。
なぜかというと、当時お客様からしたら「ハイライト」といっても一昔前に流行った「メッシュ」のイメージで、
若いギャルみたいな子たちがやるイメージがあったので、勧めても気乗りしない方が多くいらっしゃいました。
また、美容師側もハイライトという技術に対しても知識不足だったので、強く勧められないというところもありました。
しかし、SNSの発達と同時に海外のデザインを取り入れる風潮が現れ、海外では一般的なカラーデザインであった、ハイライトの技術が日本でも取り入れていくようになります。
当初は海外風カラーというワードが人気を博し、若者向けデザインで一気に広まりました。
そこからしばらくし経ち、大人世代向けに発信していく人が現れ始め、以前のそういった技術を組み合わせていき、ついに「白髪ぼかしハイライト」が生まれました。
┃メリット
白髪ぼかしハイライトをやることによって
・白髪が目立ちにくくなる
・カラー周期が長くなる
・明るいカラーもできる
・透明感が出る
・アッシュ系のカラーにもしやすい
こういったことが主なメリットで、中には「髪質が良くなった」という方や、「カラーするのが楽しみになった」というお声を頂くこともあります。
┃デメリット
ぜひデメリットに関しても知っておいて頂きたくて、なんなら今回のブログでハイライトをやる前に一番読んでほしいところでもあります!
・ハイライトのブリーチ剤によるダメージ
・縮毛矯正は酸性ストレート(酸性縮毛矯正)のみ
・パーマは基本NG (要相談)
・ハイライトは色抜けで黄色くなる
・1回で完成しない
詳しく解説すると、
まずハイライトで髪を黄色まで抜いて、そこに色を重ねるので、色が抜けていけば徐々に黄色くなっていきます。
黄色く抜けてきたら、紫シャンプーを使って黄色味を少し抑えることも出来ます。
また、初回でいらっしゃるほとんどの方が色んな複雑なカラー履歴のある方なので、基本的に1回でそれをきれいに仕上げるのは「ほぼ無理」です。
神様でも無理です。
神様にできないことは人間なんて到底できません。。。
なので回数が必要なんです。
また、ハイライトにブリーチ剤を使用するのですが、ブリーチ剤というのがパーマ剤やストレート剤(縮毛矯正剤)との相性が最っ悪!なんです。
これなんでか説明すると科学的すぎるんで、たぶん読んでる内に意識飛んじゃうんで省きます!
そういう認識をとりあえずしてください!(強引)
つまりは、くせ毛の人や パーマかける人はやる前に良く考えて!ってことです。
ダメージって言っても皆さんの思ってる100倍大変なことになるんで!まじで!
ちぢれる・切れる・溶ける いずれかになります!
チーズの話じゃないですよ!髪の話です。
「めちゃ怖いこと書くやん。。。ハイライトやめとこ。。。」
こんな風に思うかもしれませんが、ハイライトに限りませんよ~
美容室で行う施術は薬剤を使っています。
そのため、それぞれにリスクは必ずありますので、そこをしっかり理解したうえで何を選択するか?が大事です。
(めちゃビビらせてすいません。ほんと。。。)
┃3週間に1回の白髪染めを辞めれる?
これに関しては実績がちゃんとありまして、私自身のお客様はほぼ全員が1〜2ヶ月の周期でカラーされています。
もちろんその中には、以前は3週間に1回、月2回で白髪染めをされていた方もいらっしゃいます。
なので、ちゃんと3週間に1回の白髪染めを辞められると言えます!
※個人差(気になり具合や白髪率など)もあるので一概ではありません。
カラー周期が1週間先になるだけでも、年間2〜3回分カラーの頻度が減ります。
そうすれば髪や頭皮への負担が減るので、髪質も良くなり、時間の負担も減り、お金の負担も減るので一石三鳥なんです!
┃オーダーの仕方
メリットデメリットも理解した。その上でやりたい!と思ったあなたは、
「でも何てお願いするの?オーダーするの勇気いる。。。」って思いましたね?
そんな考え、まるっとお見通しだーーー!
と、古いネタはさておき、
どのようにオーダーしたらいいか分からないですよね?
実は3つだけしっかり伝えれば、失敗する確率がグーンと減ります!
それは、
①白髪が気になる場所
②ハイライトは 細め or 太め
③ハイライト以外の部分の明るさ
この3つをしっかり伝えれば白髪ぼかしが成功しやすくなりますよ♪
┃美容室ならどこでもできる?
これは、正直NO。
別にマウンティングやポジショントークの意図はなく、単純に美容師でハイライトが不得意な方が多いから。
これは、白髪ぼかしをやる以前の私自身もそうだったので、確実に得意な方は少ないです。
もちろん上手い方も多くいらっしゃいますが、この「白髪ぼかしハイライト」というのが特殊技術すぎるんですよね。
普通のハイライトから更に一捻りしてるから、経験値が必要なんですよ。
とりあえずハイライトいれときゃいいんでしょ?的な認識の美容師にやられたら1発アウトですよ。ホントこれだけは避けたい。
いや、こんな美容師実在しない、はず。。。
とはいえ、SNS上で人気の美容師さんは予約困難。
私の予約もご新規様は半年先まで埋まってる・・・(白目)
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┃口コミ
白髪ぼかしハイライトをやった方達のリアルな声がこちらです。
┃今後の展望
最近は若返りの研究も進んでいるらしく(テレビの受け売りですが...)、あと数年もたてば白髪の治療薬なんかもできるのでは?と予想しています。
実際に男性の薄毛治療はかなり進化していて、お薬によって薄毛の悩みはかなり解決されている例もあるので、白髪の解決もそう遠くはなさそうな気がします。
そうなってくると、白髪ぼかしってなくなっていく?となるかもしれませんが、そうすぐには変わりません。
いい例として、AGAと聞いてしばらく経ちますよね?それでも、薄毛に効くシャンプーやヘッドマッサージなどそういったメニューや商品はなくなりませんし、AGA治療自体も普及率としてはいまだ10%もいかないぐらいなのではないでしょうか?
白髪の治療薬が出ても、最初は様子見だったり、知らなかったりで普及するまで時間がかかると思うので、今後5年はなくならないであろうと思います。
それまでの間は、白髪という素材を最大限に生かしたヘアデザインを思いっきり楽しもうじゃないですか!
※白髪治る!とか変な広告には騙されないでね♪